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2009年7月

第47章 肥沃の大地

 バングラデシュはインド亜大陸の東に位置する南アジアの小国である。日本の北海道ほどの国土に1億5000万人(推定)が暮らし、国民の65%が農業を営んでいる。平均所得は日本の20分の1で、世界最貧国の一つだ。ガンジス、ブラマプトラの2大河川がつくる巨大デルタ地帯に位置し、ブラマプトラ川は洪水のたびに分布が変化する。洪水は国に豊かな土壌をもたらすが、国土の3分の1を水浸しにしてしまう。乾季は干ばつにも見舞われるため、食糧自給が追いつかず、バングラデシュでは年間100万トン以上の食料を海外から輸入している。

 気候は亜熱帯モンスーンで、季節は夏(4月中旬~6月中旬)、雨季(6月中旬~8月中旬)、秋(8月中旬~10月中旬)、露季(10月中旬~12月中旬)、冬(12月中旬~2月中旬)、春(2月中旬~4月中旬)に分かれ、雨季の洪水、サイクロン、竜巻、海嘯(かいしょう・河口に入る潮波が垂直壁となって河を逆流する現象)による被害は、森林破壊・土壌劣化・侵食にまで及んでいる。400万人以上が海抜3メートル以下のデルタ地帯に暮らすため、海面が1メートル上昇した場合は、国土の17.5%が水没し、150万人が家屋を失うといわれている。

 「とんでもないところだな」

 達朗はバングラデシュの情報書類に目を通しながらぽつんとつぶやいた。

 着陸態勢に入った飛行機が高度を下げてゆく。窓から見えるのは川や沼、湖ばかりだ。ダッカに近づくにつれ、ようやくマンション、道路、家が姿を現した。本当に首都かと疑うくらいビルが少ない。あってもボロボロで、今にも崩れそうだ。貧しい国というのは首都でさえこうなのかと、達郎は思った。

 空港の入国審査前はとても混雑していた。機内で入国カードを配らないため、ここで書類を見て書き込むのだ。書類を書いてから審査が終わるまでかなり待たされた。荷物を手に取るまで二時間以上かかった。荷物がちゃんと届いただけでよしとする、それがアジアだ。

 税関を抜けて空港の外に出ると、鉄格子の外側に人だかりができていた。たくさんの目がこちらを見ている。現地のガイドが駅まで迎えにきているはずだ。しかし、この人だかりはいったい何なのか。観光地のないこの国に、団体ツアー客が来るわけはなく、外国で暮らして里帰りなんていう人間もそうはいないだろう。それとも大金持ちに仕える召使いが、バカンスから帰国した主人を総出で出迎えているのか。

 「お~い!沢木!こっちだ、こっち!」

 聞きなれた声にふりむくと、新庄が手を振っていた。新庄は現地のガイドと一緒に達郎を迎えにきたのだ。頭にバンダナを巻き、Tシャツにひざ下ぎりぎりのパンツ、ビーチサンダルを履いている。飛行機から見た街の風景にも唖然としたが、そんな新庄に対しても言葉が出なかった。どこからみても放浪者で、とても大手企業の経営者には見えない。

 「久しぶりだなあ。元気だったか。うん?おまえ、ちょっと日に焼けた?」

 新庄はそう言って達郎の肩に腕を回した。

 「新庄、おまえ、その格好…」

 「郷に行ったら郷に従えさ。アジアを歩く時はこれにつきる。おまえはもってこなかったのか?」

 新庄はそう言って片足を少し上げ、ビーチサンダルをぶらぶらさせて見せた。

 「工期が終わるまで沢木さんのお世話をさせていただきますアーロンです。よろしくお願いします」

 新庄の後ろに立っていた青年が笑顔で話しかけてきた。きれいな日本語だ。後でわかったことだが、彼はかつて日本の工場で働いていたということだった。

 「沢木です。これから世話になります」

 達朗はそう言って右手を差し出した。アーロンは照れ臭そうに右手を差し出し、握手に応じた。

 3人でまたせてある車に向かう。その間も鉄格子の向こうにある多くの目は、変わらずこちらを凝視している。

 「気になりますか?」

 アーロンが達郎に声をかけた。

 「ちょっとね。彼らはいったい誰を迎えにきてるの?」

 「彼らは全員物乞いです」

 「えっ」

 「あそこにいるのはほぼ90%がプロだろうさ。五体満足だし、身なりがまともだ」

 新庄が口をはさんだ。

 「乞食にプロなんてあるのか?」

 達郎はあきれ顔で新庄を振り返った。

 「アジアじゃ乞食だって立派な商売なんだよ。この程度で驚いてちゃプロジェクトリーダーは務まらないぜ。おまえはまだアジアを知らない。売上を上げるために、子供の手足を切断する親だっているんだ」

 「売上って、乞食業のか?」

 「インドのムンバイへ行ってみろ。手足をもぎとられたガキが路上にごろごろ転がって、金をせびっているさ。バングラの次はインドだからな。ここで免疫つけとけよ」

 「つまり…俺たちが建てる学校に、すべての子供はこられないってことか?」

 「乞食は学校にはこれないさ。同じ乞食でも親元にいる子供はまだいい。平気で子供を売る親だっている。生まれた子供が障害者なら物乞いとして使えるが、そうじゃない子は売り物さ。売られた子供は奴隷としてこき使われたり、男娼や娼婦にされたり。さらわれて殺される場合もあるぞ」

 「殺すって…誰が殺すんだよ」

 「闇市の臓器ブローカーさ。殺して臓器を売っぱらう」

 「さらわれるのは…孤児か?」

 「ばかいえ。近所のちゃんとしたガキでも誘拐して売っぱらうんだよ。バングラだろうがどこだろうが、本当に治安が悪いところっていうのはな、行方不明なんてザラなんだよ」

 ガイドのアーロンはそんな新庄の話に顔色ひとつ変えず、黙ってきいていた。

 路上に出て目に飛び込んできたのは、人力車(人力自転車)の大群だった。オートリキシャと呼ばれる三輪バイクタクシーも走っている。車は日本の中古車だらけだ。そこに運転マナーは存在しない。速度は常に猛スピードで、カーブだろうが平気で追越しをかけていく。日本ではクラクションは歩行者への警告に使うが、ここでは「邪魔だ、どけ」の意味で使う。新庄によれば、それはバングラデシュに限らずパキスタンやインドでも同様だという。

 車は海沿いの道を走ってゆく。船に荷物を積み込むコンテナはなく、ここでもすべてが人力だ。しばらくして車は街の郊外に入った。川向こうのビルはスカスカで枠組みしかなく、道路は舗装されていない。豊かな緑だけが妙に眩しい。

 車は2時間ほどして大きな空き地に着いた。車を降りると、カンボジアのときと同じように、たくさん人が集まってきた。

 「ここがおまえの作業場だ」

 そこにはすでに材木が並べられ、盗難を防ぐために雇われた護衛?が数人、警護にあたっていた。現場の写真は前もって渡されていたが、実際にその場に立つと身が引き締まる思いがする。

 「おまえ、ここにどんなのを建てるつもりなんだ?会長から今度のプロジェクトの設計は全部おまえがやっているってきいたけど。ここに本当にログハウスを建てるつもりなのか?」

 「当たり前だろ。そういうプロジェクトなんだから。ただの学校じゃ意味がないんだよ。ログハウスのPRも兼ねているんだから。うちの親方は慈善事業はやらない主義だしな」

 「しかしなあ、こういうところにログハウスっていうのは、どんなもんかと思うけどね。まあ、こっちとしてはスポンサーにとやかく言える立場じゃないが…。会長の考えはともかく、そこのところをおまえ自身はどう考えてる?」

 「どうって…」

 「そうか。おまえはこっちの世界を知らないんだったな。まあ、いずれわかるさ」

 新庄はそう言って達郎の肩をポンと叩いた。

 その地域一帯の地主だという年寄りがやってきた。達朗と新庄はその家に招かれた。豪華な造りだった。

 邸宅をあとにするとき、車の周りに子供たちが集まってきた。ダッカの路上で見たみじめな子供とは違う。排気ガスと埃にまみれ、乞食をしている子供の目は虚ろで、笑顔になど縁がないようだった。今、目の前にいる子供たちのくったくのない笑顔はどうだ。達郎の胸は痛んだ。

 「なあ新庄、俺たちのやることは本当に小さいんだな」

 「金持ちが先で貧乏人は後回しだが、それでもやらないよりはましさ」

 「俺たちの手が、底辺に届くにはどれくらいかかるんだろうな」

 「よそ者がその国の人間をどうにかしようなんて傲慢さ。その国の人間を救えるのは、その国の人間でしかない」

 「それでも、できるところからやるしかない…か」

 「そうだ」

 車はダッカのシェラトンホテルに向かっていた。初めてみるバングラデシュの夕陽はまだ高く、少しだけ大きかった。

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第48章 夫の涙

 新学期に入ってから美樹の不登校が続いていた。美樹は始業式に行っただけで、それ以後はずっと家にこもったままだ。久美子は学校から呼び出しを受けた。

 「美樹さんは成績もよく、まじめで一学期は学級委員も務めてくれました。彼女と仲のよかったクラスメイトも電話したそうですが、出てくれないとか。こちらでもいろいろと当たってみたんですが、校内でのトラブルはないと思われます。お母さんは何か心当たりはおありですか?」

 担任の教師にそう言われて、久美子は困ってしまった。夫の浮気が原因で、家庭がこじれているとは言い難い。

 「電話だけでなく、お友だちが学校帰りに授業でとったノートを届けてくれています。でも会おうとしなくて…。本当に申し訳ありません」

 「美樹さんはどこかへ外出することはありますか?例えば、素行の悪い子とつきあっているということは…」

 「いえ、それはありません。引きこもりですから」

 「お母さんとは普通にしているんですよね?」

 「いえ、それがまったく口をきいていなくて…」

 「では、進路のこともまだ?」

 「はい。でも何とかして話し合おうと思っています。幸い食事だけは一緒にとってくれていますし。ご心配をおかけして申し訳ありませんが、もう少しお時間をいただけますか」

 家に帰ると階下まで音楽が響いていた。美樹がプレイヤーのボリュームをいっぱいにして音楽をきいているのだ。美樹が毎日していることは、部屋でゲームをしているか、音楽をきいているか、明けても暮れても寝ているかのいずれかだ。パソコンは家族共有で居間に置いてあるため、ネットにかかりきりということはない。

 美樹が不登校になってから久美子も外出はせず、買い物に出る時は週末、夫が家にいるときだけにした。だが、呼び出しを受けた今日だけは見張っているわけにもいかず、もしかしたらどこかへ出かけてしまうのではと心配だったが、きこえてくる音楽をきいて安堵した。

 久美子は美樹の部屋をノックしたが、応答はなかった。音楽できこえないのかもしれない。幸いなことに美樹の部屋に鍵はついていない。美樹が引きこもってから、久美子は一度もその部屋には入らなかったが、今日は意を決して入ることにした。

 思い切ってドアを開けると、美樹はベッドに仰向けに横になり、目を閉じたまま音楽にきき入っていた。久美子はプレイヤーの電源を一気におとした。美樹は目をカッと見開き、傍らに立っている久美子を睨みつけた。

 「何するんだよ!このくそばばあ!」

 その瞬間、美樹の頬に久美子の平手打ちが飛んだ。

 「私はまだ若いのよ!あなたにばばあ呼ばわりされる覚えはないわ!男の浮気なんてね、今どき珍しいことでもなんでもないのよ!14にもなってそれしきのことですねているなんて、甘ったれているんじゃないわよ!」

 久美子は美樹が物心ついてからこれまで、手を上げたことも怒鳴ったこともない。美樹は叩かれた頬に手をあて、呆然とした。

 「学校に行かなくて将来困るのは、私でもパパでもないの。あなたなのよ。ぐれるのならそれでもいいわ。高校にいかないならそれもいい。でも、すべては義務教育を終えてからよ。中学まで行くのは日本国民の義務ですからね。それすら満足にできないなら、義務教育のない国へ行っちゃえばいいわ。とにかく、中学さえ卒業するなら、私は何も言わない。そして卒業したらさっさとこの家を出て行きなさい」

 「出ていけなんて、そこまで言うことないじゃない!」

 「だって、この家が嫌なんでしょ?パパとママが許せないんでしょ?」

 「……」

 「あなたはどうしてほしいの?パパとママが離婚すればいいの?」

 「えっ…」

 「私がパパを責めて、離婚すればいいのよね?」

 「それは…」

 「離婚してパパは他の子のパパになる。ママは独りで生きていく。ううん、ママだってまだ若いし、女としてひと花もふた花も咲かせたいから、再婚してもいいわよね。相手が子持ちのバツイチなら、ママも他の子のママになるわ。そうしたら、あなたはどうするの?中卒で働いて、独りでやっていく?」

 「二人とも私を理由にして、離婚しないんでしょ?そういうのは耐えられないの!」

 美樹はむきになって叫んだ。

 「なるほどね。あなた本当はパパとママに離婚なんてしてほしくないんでしょ?相手の人に子供が生まれて、大好きだったパパがあなただけのパパでなくなってしまうのが嫌で、やきもちやいているのよね?」

 「……」

 「子供扱いするわけじゃないけど、大人には大人の事情があるのよ。パパに女の人ができたのはママにだって原因があるの。ママがパパを大切にしていたら、こんなことにはならなかったのよ。だからママはパパだけを責められないのよ」

 「でもママは家のことだってちゃんとしていたじゃない」

 「パパだって家族を養うために、会社の仕事はちゃんとしていたでしょ?」

 「あっ…!」

 美樹ははっとしたように手で口元をおさえた。

 「そういうことなのよ。母親としての義務、父親としての義務とは別に、夫婦はいたわり合いが必要なのよ。親子と違って夫婦は他人だから、他人が家族でいるためにはそういう努力が必要なの。あなたにはまだ難しいかもしれないけど。あなたがもう少し大人になって恋愛したら、わかってもらえると思う。こればかりはどんなに頭がよくても、経験がないとわからないことなのよ。年をとればわかるということでもない」

 「ママ…」

 「パパを許してくれとは言わないわ。パパだってあなたに許してもらえるとは思っていない。でも、男として外で何をしようと、あなたに対する父親としての愛情は変わらないの。変わってないの。それはわかってあげてほしいのよ」

 「私のパパは仕事ができて出世もしていて、ママも大切にして、自慢のパパよ。それが私のパパなのに、それなのに…」

 美樹の瞳から涙がこぼれた。久美子は傍らに腰掛け、そんな美樹を抱きしめた。

 「完璧な人間なんていないわ。完璧に見えたのは、それだけ頑張りすぎていたからよ。人間は頑張りすぎると疲れちゃうでしょ?パパだって人の子よ。失敗することだってあるわ。間違えることだってある。ただ、美樹が好きだから、美樹の前では頑張ってカッコつけていたのよ」

 「ママは…相手の女の人と会ったの?」

 「いいえ」

 「相手の女の人が憎らしくはないの?」

 憎らしくはない、とは言えない。だが、これ以上嘘の上塗りもできない。

 「憎んでも、何も変わらないでしょ?相手の人はこのままでいいと言っているのよ。生まれてくる子はパパの子として認知されても、パパと暮らすことはないの。パパはこれまで通りあなただけのパパなのよ。私たちの生活は今までと何も変わらないの。ママはそれだけで充分よ」

 「ママ…」

 美樹の表情が和らいだ。

 「ねえ美樹、相談があるのよ。進路のことだけど」

 「ママ…私、中卒で働くなんて考えてもいなかった…」

 「違うわ。今度はあなたのことを言っているんじゃなくて、ママの進路のことよ」

 「えっ、進路って…だって、この生活は変わらないって、離婚しないって今言ったばかりじゃない」

 「違うわ。ママのいう進路っていうのは就職活動のことよ」

 「就職活動?」

 「ええ。ママはね、ちゃんと働きたいの。これまでみたいに少しの時間で働くんじゃなくて、丸一日、正社員として勤務したいのよ。だから、あなたやパパにも家事の協力をお願いしたいの。ママやパパのことが原因でなく、学校に原因があってどうしても行きたくないなら、通信教育か転校とかして卒業すればいいわ。通信教育っていうのが義務教育にあればだけど…。それで卒業するなら、あなたが家にいて家のことをやってくれれば助かるし。もちろんその分のお給金は払うわ。あなたにとってはアルバイト代も入るわけだし、一石二鳥でしょ?」

 「私、学校が嫌で行かなかったわけじゃないから。悪いけど…」

 「あら、そうなの?それは残念」

 「今日はパパ、まっすぐ帰ってくるかな…」

 「さあ、平日だから夕食は外食かもね。どうして?」

 「久しぶりにパパの好きなカレーを作ってあげようかなって思って…」

 「パパにはママから電話を入れてみるわ。美樹がご飯を作ってまってるって」

 「それはやめて!私はまだ怒ってるんだから!」

 美樹はそう言って横を向いてしまった。

 「わかったわ。でもパパ、きっと喜ぶわよ」

 久美子はそう言って、美樹の肩に手を置いた。

 その日、夫はいつも通り外で夕食を済ませ、12時過ぎに帰ってきた。

 「おかえりなさい」

 「まだ起きていたのか」

 「あなたをまっていたのよ。夕食は?」

 「済ませてきたよ。きくまでもないだろ。なぜそんなことを聞くんだ?」

 「今日は美樹が夕食を作ってくれたの。あなたの好きなじゃがいもたっぷりのカレーよ」

 「美樹が?」

 キッチンテーブルには皿とスプーンがセットされ、そこに置かれた白いメモ用紙には“パパへ”とだけ書かれていた。夫はガスコンロの上に置かれている鍋の蓋をとって言った。

 「これからすぐに食べるよ」

 夫は皿にごはんとカレーを盛り、レンジにセットした。

 「美樹、明日から学校へ行くって。高校卒業したら大学に行きたいから、進学校を受験するって。どこの高校にするかは、あなたと私と3人で話そうってことになったの」

 「久美子、君…どうやって説得したんだ?」

 「説得なんてしてないわ。美樹が心を開いてくれたのよ。あなたが言う通り、離婚しないことが功を奏したわ。子供ってなんだかんだいっても、親には一緒にいてほしいものなのよね。あなたの言うように私、母親として軽率だったと思う。ごめんなさい」

 久美子はそう言って夫に頭を下げると、レンジからカレーを出してテーブルに置いた。

 「そうか。美樹が口をきいてくれるのか…」

 「ええ」

 カレーを食べながら夫は泣いた。初めてみる涙だった。

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